嵐山の渡月橋より清涼寺(通称釈迦堂)に向かう道の途中に例の黒木の鳥居と小柴垣(木柴垣)からなる閑静で厳かなる、天照大神を祀る宮居がある。
これが『源氏物語』の「賢木」の巻でもお馴染みの野宮である。この場面は、光源氏への恋慕の情を捨て切れない六条御息所が娘の斎宮と一緒に伊勢へ向かうことを決意して野宮に籠る。そこへ光源氏が訪れ二人は一晩中語り明かすのだが、この段は『源氏物語』の中でも名場面、名文の一つと言われている。
野宮というのは一口でいえば、斎宮が1年間籠って神仏に仕える(伊勢神宮に奉仕する)ために心身を清らかにする(潔斎という)ところである。本殿に願い事をした後にふれると、願いごとが叶うと言われている黒木の鳥居は、樹齢2〜30年の樹皮のついたままの木材を使って檪で作られている。しかも3年ごとに取り換えるとのこと。皮のついたままというのは腐りやすいからだそうだ。
さて、野宮の所在は転々としていて平安時代になって京都に移され、西院や北野、あるいは有栖川のほとりにあったと聞く。それでもいまの嵯峨野宮が最も古く、規模もいまのものより大きかったという。
それにしても、天照大神は皇室はもちろん、国民との共同祖先と言われているはずなのに少しずつ遠のいていくようで淋しい気がするのは私だけだろうか。
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| 名前 | | | 野宮神社 |
|---|---|---|
| ふりがな | | | ののみやじんじゃ |
| 住所 | | | 右京区嵯峨野宮町1 |
| 電話 | | | 075-871-1972 |
| 時間 | | | 境内自由 |
| 休日 | | | 無休 |
| アクセス | | | 京福「嵐山駅」下車徒歩約10分 阪急「嵐山駅」下車徒歩約20分 |
| 料金 | | | 境内参拝自由 |
| 駐車場 | | | - |
| HP | | | http://www.nonomiya.com/ |
| 備考 | | | − |
| ※記載の詳細は掲載時の情報です。お出かけの際は事前に各スポットへご確認ください。誤りがある場合はこちらから京都観光堂までご連絡ください。 | ||
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