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花街(かがい)とは、舞妓さんを呼ぶため座敷を提供する「お茶屋」、その際に出す料理を請け負う「仕出し屋」、舞妓さんたちが住み込み、修行を続ける場所「屋形(置屋)」、そして京舞や三味線などの芸事を習う舞妓さんの学校のような場所「歌舞練場」などが集まっている街のこと。
現在京都には祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東の五つの花街があり、これを総称して五花街といいます。京都の五花街は、それぞれに長い歴史を誇り、その街並みやしきたりが今も守り伝えられている場所なのです。
もともとは神社仏閣の参詣者や行楽の客たちに、街道筋で茶菓を供した休憩所「水茶屋」が京都のお茶屋の起源といわれています。やがて茶は酒に代わり、くつろげる座敷が設けられ、料理を提供する店が登場します。
さらには町方の娘を呼び寄せて、舞姿を見せ、宴席に「花」を添えました。これが今の舞妓さんのルーツといえるでしょう。京都の芸術・文化・美の結集とも言える花街の存在。その粋で雅なたたずまいは私達にあらためて日本の古き良き伝統を気づかせてくれる場所なのです。
(文・汐見香里/2009年2月掲載)
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